Johannes sorth teak book shelf Bornholms Mobelfabrik / チーク ブックシェルフ ビューロ チェスト
1960年代以降に製造された北欧製のビンテージシェルフです。
商品は本体・脚部・引き出し・引き出し底板など、パーツ毎に全て分解を行い、全面研磨(裏表全て)を行いましたので、非常に綺麗な状態です。(傷は落としていますが、経年変化による木部の色味(飴色)の良さはそのまま残っておりますので、綺麗でありながらもビンテージでしか味わえない独特の風合いに仕上がっております)
収納内部も一つ一つ全て綺麗に仕上げ直しており、表面の傷を綺麗にするのは勿論ですが、この先も長年に渡って安心して気持ちよくお使い頂けるように、湿気や日本の四季に対応した動作調整、接合部分の補強、ガタツキが無いように水平調整も行っております。
また、出来る限り引き戸や棚板の納まりが美しくなるように、私たちの手で、時間を掛けて丁寧に調整をしています。(動作は指一本でスムーズに開閉します。)
数日(1~2日では有りません)時間を掛けて丁寧に作業を行っており、ただ削り直すだけではなく、オリジナルの意匠(直線やカーブの角度、デザインの美しさ)は大切にしつつ、そのままでは強度的に不安な部分に専門的な木工の知識の元、細かい部分まで職人が手を入れて、見た目を損ねない方法で補強を入れたり、接合部分の再接着を行いやメンテナンスを行っておりますので、安心してお使い頂けます。
~メンテナンス風景~
隅々まで綺麗にする為に、蛇腹や天板、引き出しを全て取り外します。
背板も取り外します。
下記の蛇腹が背後に回っていく部分は、通常は下記のようにふさがれていますので、背板やパーツを取り外さないと内部を綺麗にすることが出来ません。
この部分には上記の写真のように長年の埃や汚れ場合によってはカビなどがある場合が御座いますので、全て取り除いて清潔に綺麗にしています。
その後、組みなおしますと、下記のようになります。
天板や仕切り棚板、引き出しなども分解・取り外し後、綺麗にします。
メンテナンス前の蛇腹部分
光沢や汚れ、小傷などが有ります。
また、蛇腹を取り外すことにより、蛇腹を裏で固定している部分の劣化状況などもチェック出来たり、動作をスムーズにすることが出来ます。(基本の基準は、指一本で開閉する様にしています)
一本一本に鉋を掛けた後に、さらに研磨して綺麗にしていきます。
(下記を再生していただきますと、鉋をかけている様子をご覧いただけます)
↓完成した蛇腹部分
引き出し内部も裏表共に綺麗にします。
引き出しのレールの溝に欠けが有る場合は
無垢材を埋め込んで補修しています。
入荷時の引き出し1段目の底板
こちらは底板を交換して、塗装も行い綺麗にしています。(2~3段目は研磨後、再塗装)
↓完成した状態
脚部は、一度、バラバラに分解をして、再度、組みなおして接合部分のゆるみを直しています。
↓再度、組みなおし完成した状態。
全体を細かく研磨。
上記のような細かな工程を経て完成しています。
1950~60年代に製造された商品の為、出来る限り目立たないようにメンテナンスを行い綺麗にしておりますが、その他にも細かい補修アトが御座います。(ご注文時にご説明をさせて頂きますので、詳細はお気軽にお問い合わせください)