＊こちらは過去に行った修理・メンテナンス風景の紹介ページとなっており、商品ではございません。

お客様がお持ちの1950～60年代以降に製造されたビンテージの北欧家具、アルネヴォッダーのデザインによるシバスト社製の貴重なローズウッドのサイドボードの修理・再仕上のご依頼を頂きました。

～メンテナンス前の状態～

外側は細かい傷や色むら・日焼けなどがある状態です。
内部も汚れが御座いました。

～メンテナンス風景の一部～

60年近く前に製造されたキャビネットの為、30年の経験を持つ専門の木工職人が正しい知識の元、1週間程の時間を掛けてメンテナンスを行っており、一度、細かく分解を行い、動作の調整や再接着を行い、研磨をしまして出来る限り小傷を取り除き、内部も含めて時間を掛けて丁寧に再仕上げを行っております。

下記は背板や蛇腹を取り外した状態。背板と蛇腹を取り外すことにより、長年の隙間の汚れや埃なども綺麗に取り除けます。

研磨を終えたら、内部も含めた全体の再仕上を進めていきます。
ムラなく均一かつ美しく再塗装して仕上げておりますので、普段のお手入れもし易い様に工夫をしております。
（定期的に繰り返しオイルを塗る必要はありません）

～メンテナンス後～

北欧と日本の気候は異なりますので、日本の四季に合わせて、木の動きを考慮した引き出しの動作調整も行っており、非常にスムーズに開閉が可能です。

現在では使用することが難しいローズウッド材を使用した蛇腹のサイドボードが美しくよみがえりました。

この度は当店にご依頼を頂きまして、誠にありがとうございました。